頭痛の原因の6割以上が脊柱由来の症状です。

整形外科のクリニックに勤務していると

色々な症状の患者さんと出会います。

 

今回は頭痛です!

先週お会いしたクライアント様は

「頭痛のない世界に行きたい…」

「若い頃からずっと頭痛に悩まされている」

「色々な病院に行ったけど治らない…」

「中枢(脳)の検査ではなんともない」

といわれる

もちろんMRI、CT等の検査も色々したが

問題ない…と言われる

 

かなり長期の症状でお困りの方でした。

 

頭痛の患者様 多いですね

 

結果は とても良くなりましたよ

 

方法を紹介しますね

 

頭痛の分類 脳の病気?脊柱アライメント?

頭痛には大きく分けて2つに分類されます。

 

脳由来の頭痛の症状

一つは脳からの症状の頭痛です。

視覚的な予兆が有る頭痛などです。

これは脳の治療が必用なので、専門医にかかる必用があります

 

くも膜下出血、軽微な脳梗塞でも似たような症状が出ます

注意が必要ですね。

 

クモ膜下出血ではケルニッヒ徴候と呼ばれる

上を向けなくなる、顔を天井に向けられない 等の症状が出ます。

ドバっと出血している場合はすぐわかりますが

ジワジワとごく少量の出血のケースは非常に判断がつきにくいです。

首の違和感がどんどん強く増強していく場合は注意です

 

脊柱由来の頭痛の症状

頭痛の8割は慢性頭痛です。

Evidenceは弱いのですが、経験からいくと

 

ほぼ身体のアライメントを修正していくと

改善してきます。

 

一番多いのは上位胸郭の偏位です。

偏位しているだけではなく、

固くなり動かなくなると頭痛は出現してきます。

 

上位胸郭が偏位したまま固くなると

頭痛だけでなく、

肩こり

腰痛の原因にもなります

肩甲骨周囲の違和感としても

現れることも多いです

 

 

脊柱由来の頭痛の改善方法

脊柱由来の頭痛の方に

絶対的に必用なのは

胸郭の正中化です。

 

いきなり首の治療をしても

土台(胸郭)が歪んだ状態に首の治療をしても良くなりません。

逆に痛みが増強することも多いですよ。

 

人間の身体はなんとか適応するように

反応することで歪んできます

 

原因に対して治療するときは

ピンポイントで治療しても凄く良くなります

 

しかし、二次的なものに強制的に治療すると

悪化します。

適応してるものを無理に治しても

良くなりません

 

先ずは胸郭!骨盤!を治しましょう

Coreも働いてきます

 

これを必ず先に行って下さい

「頭痛・肩こりの原因は肋骨にあり!肩こり解消!」

https://karada8.com/stiff_shoulders_is_in_the_ribs/

下位肋骨のpositionを正常化すると

腰痛にも効果的です。

 

胸郭は土台です

しかも胸骨・背骨と連結されて

1~6までの肋骨は非常に固いのです

 

歪みを治すには

揉んでもらったり

押してもらったり

だと直すのに大変です

 

患者さんも

治療者も大変です。

 

呼吸・運動などもちいて

自らの動きを用いて改善すると

非常に効率的です

 

危険も少ないです

この治療だけでも効果は出ます。

どうでしょうか?既に頭痛が軽減しているのがわかると思います

 

胸郭が正常化されたら

いよいよ首の治療です

 

上位頚椎に問題のある人の治療方法

脊柱由来の頭痛の原因では

C7近辺の機能障害と

C1、C2の機能障害が多いです

 

C7の症状は上の胸郭の治療でかなり改善されますので

是非、やってみて下さい

 

首の骨の一番上です

後頭骨のすぐ下の部分で触れます

 

先に注意しておきますが、

一日に2セット位までにしましょう!

やりすぎると、具合が悪くなる人もいます。

 

第一頚椎・第二頸椎は繊細です

強い治療はいりませんよ

 

上位頚椎周囲の後頭下筋なども

繊細な筋です

僧帽筋などの大きな筋肉の

400倍のセンサーがあります

 

少しの入力でもしっかりと反応してくれますよ

優しく治療しましょう

第一頚椎・第二頸椎の治療方法(自分でも出来ます)

  1. 右・左を向いてみましょう
  2. 向きづらい方向が治療側です
  3. 第二頸椎の棘突起(後頭部のすぐ下の突起)を両親指で挟む
  4. 2の向きづらい方向に首を回旋しながら、反対側に棘突起を押し込む(優しく)
  5. 10回繰り返す

 

1日に2セットまでしかやらないで下さいね。

 

上の治療は左右でおこなっていますが

上を向きながらでも改善する人も多いです。

  1. 上を向いてみましょう
  2. 第二頸椎の棘突起(後頭部のすぐ下の突起)を両親指で挟む
  3. 上を向きながら目の方向へ両親指で棘突起を押し込む(優しく)
  4. 10回繰り返す

具合が悪くなる人は無理をしないでくださいね

 

とても繊細な部分です。気をつけて優しく愛護的に行いましょう

 

↓この枕もかなり効果的です。

頸部の体操が難しい人は

胸郭の治療と併せて使ってみて下さい

お困りの頭痛に効果ありです。



効果的な道具を使うことで

体操の労力がかなり減ります。

治療家の方も上手に痛みを取るのに

適切な道具は患者さん・自分両方にとって楽に改善できます

 

あなたの痛みがなくなること、日常生活を健やかに過ごして頂ける様に応援します。

質問・ご意見などありましたらコメント欄へお願い致します。

症状のリクエストも受け付けます。改善方法を作成します。

返信に日数がかかることがありますが、必ず読んで返信致します。

ブログのシェア・リンク大歓迎です。

どんどんやっちゃって下さい

 

頑張ってくださいね!