骨盤の前傾・後傾は全身に波及する
骨盤は人間の動きの起点となります。
脊柱は柱としての安定性が必要です。
脊柱のもう一つの考えとして運動を効率よく波及させる
spain dynamicsの脇本先生は脊柱はエンジンであると提唱されています。
確かに脊柱はエンジンのような機能を持っています。
骨なのに?エンジン?と思うでしょうが
脊柱の動きを一切できなくすると
すり足歩行しかできなくなるといわれています。
動きを作り出すのに重要な働きをしています。
骨は受動的な組織ですが
脊柱の構造による
運動性と安定性の両立は非常に素晴らしい機能です。
運動の伝達、波及、繋がりを生み出す
増幅させる、効率よく動けるために
非常に大事な機能ですね。
骨盤が前傾・後傾・又は捻じれていると
脊柱の土台となりますので
脊柱エンジンの働きも非常に影響されます。
四肢末端まで影響が出ます。
肩こり
四肢の痛みに繋がります
では骨盤のアライメントはどの様に考えていくのが良いのでしょう?
骨盤アライメント どの姿勢が正しいの?
骨盤のアライメントは左右対称が理想です。
私も治療のときには左右対称
シンメトリーを意識して治療していきます。
人間の体は少し左に偏位しているのが中心と言った考えたもあります。
宗形テクニックの宗形先生、胸郭のスペシャリスト柿崎先生は
地球の自転方向との関係性を説かれています。
私達の住む日本は北半球です。
南半球に行くと逆になるといわれていました。
私は南半球で治療したことがないので
よくわかりませんが
治療をしていて骨盤の左寛骨の後傾は非常に多い症状です。
左後傾の軽度であれば
ピッタリと左右対称にするよりも
運動性が向上することも多く
地球の自転との関係は不明ですが
納得できる部分もあります
一つ言えることは
行き過ぎた姿勢は痛みにつながります
反りすぎた腰
丸くなりすぎた腰
捻じれすぎた骨盤
は痛みの原因となります。
実際の症例の考え方 骨盤アライメントと下肢運動連鎖
また、股関節や胸郭との関係性の破綻も痛みにつながります。
右の股関節は非常に内旋に行きやすい(内股方向)
左の股関節はとても外旋に行きやすい(胡座・O脚方向)
この時点で体は左を向きやすくなっています。
やってみるとわかりますよ
運動連鎖ですね
この時に骨盤は左寛骨が後方回旋
右寛骨は前方回旋位にあるのが普通です。
骨盤の左ネジレですね
尻尾の尾骨は左によってきます。
左の仙腸関節は上部が開いて下部が閉じてきます。
右の仙腸関節は上部が閉じて下部が開いてきますね
左の股関節は屈曲・内転・内旋方向のストレスがかかります。
左の大腿骨は後方・外側・外旋方向へ動きます。
右の股関節は屈曲・外転・外旋方向のストレスがかかります。
右の大腿骨は前方・内側・内旋方向へ動きます。
このように骨盤アライメントの変形により四肢へ運動制限が波及していきます。
第5腰椎は骨盤と同方向に動くので左回旋します。
運動連鎖は「起点から離れれば離れるほどその影響は小さくなる」ので
徐々に左回旋は上位に行くに連れて小さくなってきます。
頭部、頭は立ち直り反応と言って
必ず正中位を保つように反射でコントロールされます。
顔は正面を向くように人間の体は出来ています。
では、
どの部分で骨盤からの左回旋を戻しているのでしょう?
上位腰椎の人もいますし
下位胸郭の人もいます。
頚部等様々ですね。
非常に多様性があります。
一番ストレスがかかる部分は最後に調整すると
とても効果的ですね。
もちろん実際の臨床の場面では筋筋膜の影響
神経系の影響もい考慮して治療していきます。
正しい座位姿勢とは 自分でできる腰椎・骨盤矯正
スマートフォンの普及
生活の欧米化により
座位姿勢の乱れは腰痛の大きなリスクとなっています。
わたしが治療するときは
最後にかならずセルフトリートメント 自分で治す方法をお伝えします
併せて行うことが多いのが姿勢指導です。
今回は負担の掛からない座位姿勢をご紹介しますね。
- 足を地面につける。足裏でしっかりと地面とコンタクトする。
- 膝80~90° 股関節80~90°曲げれる高さ
- 坐骨で座る
- 骨盤立てる
- 頭を高い位置にキープ
- 坐骨で座面を押して頭を高い位置にキープ
- 胸骨と恥骨を一直線上に並べる
この時に姿勢をキープできない部分ありますね
その部分に枕、タオル、ランバーサポート道具等をつかって
背もたれに入れます。
この姿勢だけで痛みが大幅に減る人はすごく多いですよ
あと、大切なのは自分の腰の使い方の偏りを見つけることです。
自分の腰痛Typeを知ってますか?世界基準
お辞儀して腰が丸くなる人は=屈曲Type
お辞儀しても背中が反ってる、又は平らでテーブルみたいになってる=伸展Type
です。
屈曲Typeの人は 低い椅子に座ると痛くなります!高い椅子に座ることで脊柱が伸展して良くなります。
伸展Typeの人は 高い椅子に座ると痛くなります。低い椅子、又は少し柔らかい椅子に座ることで良くなります。
一時間以上の座位姿勢は体の負担になります。
こまめに立って体操や、伸びたり、
軽い動きを行うだけでも
腰痛は予防できます。
また、「やや辛い」位の仕事を
10~12回 反復すると筋疲労が起こります
連続するとリスクが上がりますので
休憩も大切ですね。
今回はこの位にしておきましょう。
最期まで読んで頂きありがとうございます。
あなたの痛みがなくなること、日常生活を健やかに過ごして頂ける様に応援します。
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