今回はシビレを伴う肩こりの改善方法をあなたにお伝えします!

シビレを伴う肩こりの原因は末梢神経にあります。

完全無料で有益な「肩こり」情報をお伝えします。

「肩こりに嫌気がさしていませんか?」

「本当にイライラする」

「もううんざり」

「我慢できない」

肩こりはつらいですよね。

シビレを伴う肩こりは特定の姿勢で出現することが多く、症状も長引くので日常生活にも大変な支障が出ます。あなたのそのシビレ・違和感・重苦しい感じも末梢神経に原因があります。

 

神経といっても色々あるので簡単に説明すると(簡単に説明してもなんだか難しいですね)神経は中枢神経と末梢神経の2つに大別されます。

中枢神経は脳と脊柱にあります。動きや運動・情動などを作り出すことが出来る。文字通り中枢を担う働きをします。

末梢神経は自律神経と体性神経の2つに分類されます。自律神経は体温や血圧・呼吸・睡眠など人間として活動するのに重要な働きをしています。もう一つの 体性神経は中枢神経からの情報(感覚・運動)を四肢末端へ伝える役割があります。今回のシビレを伴う肩こりに大きく関係しているのは体性神経です。

神経が影響する肩こりは大きく分けて2タイプに分類できます。

  1. 神経が圧迫されて症状が出る=圧迫性神経障害
  2. 神経が過敏になり症状がでる=末梢神経感作

今回ご紹介するのは2.末梢神経感作(peripheral nerve sensitization)です。(圧迫性は別の機会に説明しますね)

特徴的なのは、特定の姿勢で症状が増悪することが多く、シビレを伴った痛み・違和感がでます。

 

特徴的な姿勢

  • 髪を洗う動作
  • 首を肩こり側と反対に傾ける動作(ちなみに圧迫性の神経障害は同側に首を傾けると症状が出ます。)
  • 神経が過敏になっている症状なので、伸ばされる刺激(神経伸張)で痛み、違和感が出ます。
  • 車のシートベルトを取る動作

等が代表的です。

ご安心ください。改善可能です。

ではさっそくやってみましょう!

 

図のように手首を返した状態で上腕を水平にキープ、肘は90°曲げます。

ゆっくりと肘を曲げ伸ばしします。

首を痛くない範囲でゆっくりと左右に動かす。

 

末梢神経が原因の肩こりは、神経をゆっくりと滑走させると改善します。急激な神経の伸長刺激は一過性に症状が悪くなりますのでご注意ください。大切なのはマイルドにゆっくり優しく動かすことが大切です。

徐々に動かせる範囲が広くなってきます。だいたい3分位で症状の変化が出てくるはずです。末梢神経の症状が主な肩こりは、この体操でかなり大きく改善します!その場で劇的に改善する患者さんを、たくさん見てきました。

「少しだけ改善した」「ちょっと良くなった」は残念ながら効果は出ていません。ほぼ原因違いの可能性が高いです。神経の治療は少しやるだけで多くの方が ちょっと良くなってしまいます。本当に末梢神経感作が原因の場合は、驚くほど改善することが多いです。(なので私はこのケースの治療が大好きです(笑))

他の神経治療パターンも紹介しておきますね。3パターンでほぼ改善できることが多いのですが、神経の滑走が体操で得られない人は神経を直接的に滑走させるテクニックが必要です。また今度お伝えしますね。

  • 関節に問題があれば関節の治療が必要
  • 筋肉に問題があれば筋肉の治療が必要
  • 神経に問題があれば神経の治療が必要
  • 腰痛が影響しているのであれば腰痛の治療が必要です。

 

神経が原因の肩こりは神経の治療をしないと治りません。神経系の痛み・違和感は通常の痛みと違います。身体への警告系の役割がないのでずーっと長期間にわたり続きます。

 

神経の痛み・違和感は神経の治療が必要です。揉んでも治りませんよ~逆に揉んでとんでもなく悪くなるケースは多いと思います。敏感になっている組織をギューギュー押して良くなるわけがありませんよね。

症状が大きく改善する人は3時間に1度くらいのペースで 体操を繰り返すとどんどん良くなります。

シビレから解放されて、素敵な人生を送ってほしいです!頑張ってくださいね。

 

コメントなど頂ければ返信しますね。

よろしくお願いします。

 

参考文献:Classification of low back-related leg pain—A proposed patho-mechanism-based approach